超入門!素朴な疑問に、お答えします。 キャッシングとカードローン

クレジットカードや銀行のカードで、お金を借りる「キャッシング」と「カードローン」。どちらも、カードを使うんでしょ?どう違うの?利息や手数料は?返済方法は?という、素朴な疑問にお答えします。

その1 「キャッシング」と「カードローン」の違い

■「キャッシング」
 
 ・お金をATMやCDから、引き出すこと。
 ・カードを使って、翌月一括払いで返済するお金の借り方。

キャッシングというと、お金を引き出す行為の事を言ったり、翌月一括払いの返済方法をさしたりします。
会社によっても、「キャッシング」の言葉の意味がが違うので「キャッシング」で、リボ払いが出来たりします。

■「カードローン」

 ・カードを使って、お金をATMやCDから(又は、直接窓口で)お金を借りること。
 ・返済は、多くの場合一括払いではなく、分割払い(リボルビング払い)。


その2 カードの種類

無担保、無保証でお金を借りるカードは、大きく分けて3種類です。

■銀行のローンカード 

銀行のカードというと、自分の口座からお金をおろすキャッシュカードが思い浮かびます。キャッシュカードは、自分の定期預金を担保にその9割までお金を借りることは出来ますが、それ以上は借りられません。それ以上のお金を、車を買う、家を建てる等の特別な目的以外で借りる時は、カードローンの申込をします。

■クレジットカード

いつもショッピングで利用しているクレジットカードでも、お金を借りることが出来ます。毎月送られて来るカード利用明細に、「キャッシング限度額」と、「カードローン限度額」が書かれています。同じカード会社のカードを何枚も持っていても、限度額はその合計ではなく、一番高い金額が限度額となります。

■キャッシングカード、ローンカード

ショッピングには使えない、お金を借りるための専用カードです。クレジットカード会社、信販会社、消費者金融が発行しています。申込をして審査に通れば、カードが手元に届く前でも自分の口座にお金を振り込んでもらうことも出来ます。

その3 返済方法と利息、手数料

■返済方法
<銀行のカードローン>
多くの場合、リボルビング払いです。一括払いや臨時返済も出来ます。

<クレジットカード>
「キャッシング」は翌月一括払い、「カードローン」はリボルビング払いが多いです。
その他に、短期一括払いという1週間未満の融資もあります。DCカードのタイムリーサービスや、JCBカードの5DAYSキャッシングは5日後に、一括で手数料と元金が口座から引き落とされます。
どの会社も、余裕があるときに、残高の一部や全額をATMやコンビニ等から臨時返済することが出来ます。

■金利、手数料
・キャッシングもカードローンも、手数料として年8~29.2%の利息が残高に対してかかります。
・銀行のカードローンは、カードの発行に手数料(¥1050)がかかることもあります。

<金利>
・一般的に融資額が多く、借りる期間が長いほど金利(年利)は低くなります。(でも結果的に借りる期間が短いと、払う利息は安くなります)
例:JCBの場合。
 *5DAYSキャッシング
 (5営業日後、元利一括払い)・・・29.2%
 *キャッシング
 (翌月、又は翌々月元利一括払い)・・・・・・27.8%
 *カードローン
 (リボルビング払い)・・・・・・・18%

・銀行、カード、信販会社、消費者金融を比べる。
 *キャッシング
 各社・・・・・・・・25.8%~29.2%
 *カードローン
 銀行・・・・・・・・8%~11.3%
 カード、信販・・・・8.7%~25.8%
 消費者金融・・・・・15.0%~29.2%


<選ぶポイント>

早く返せるなら・・・・短期一括払いのタイムリーサービス。金利は高くても、借りる期間が短いので安くなります。

キャッシングなら・・・クレジットカード会社も、消費者金融と同じくらい金利が高いので、自分の持っているカード会社に金利を確認しましょう。

長く借りるなら・・・・少しでも、金利が低いカードローンを探しましょう。銀行は、金利は低いのですが、所得証明等の書類を提出しなければならないこともあり、時間がかかってしまう場合もあります。

*金利、サービスその他は、ご利用前にご自身で確認ください。

超入門「続・ティッシュの裏の暗号を解け!」 そんなに違うの?消費者金融!

前回の記事、「ティッシュの裏の暗号を解け!」の続編です。ひと口に「返済方法」と言っても、会社によって様々であることをご紹介しました。また、返済方法の名称も各社違うため、記事を読んだ方から「知らなかった!」というたくさんの反響を頂きました。今回は、更に詳しくみなさんの質問にお答えします。

1 そんなに違うの?

前回は、返済方法を中心に解説しましたが、他にも会社によって違うところがありますので見てみましょう。

■手数料
お金を借りるなら、少しでも安く借りたいもの。でも、手数料がかかる場合もあります。「そんなの要るの!」と言う人も多いのでは?印紙代等は、最初の返済時に加算されています。
*印紙代
最初にお金を借りる時に、印紙代(¥200)が必要な会社もあります。(アイフルなど)

*振込手数料
お金を自分の口座に振り込んでもらう時。お金を銀行から、振込みで返す時、振込み手数料がお客様負担となる会社があります。(武富士など)

■支払日
カードのキャッシング等は、毎月○日と決まっていますが、消費者金融の場合いろいろなパターンがあります。
 ・その会社の指定した日
 ・その会社の指定した日の中から選ぶ
 ・自分で決める
 ・給料日の3日後
 ・35日サイクル(返済日の翌日から35日後=5週間後)

■返済期間
3~5年。回数は1~50回、55回、60回が、多い。

ティッシュの裏からの、情報だけでもこれだけの違いがあります。サービス、キャンペーン等を比べれば、まだまだ違いはでてきます。続いては、皆さんからの質問にお答えします。

2 Q&A
Q残高スライドって、よく分からない!
 A残高で、返済額が決まること。
残高スライド払いには、大きく分けて2つのパターンがあります。

例1 <返済額が変わらない>
  残高 50万円・・・毎月返済額 1万5千円
途中でお金を借りなければ、最後まで返済額は1万5千円です。(端数は最終回で調整)

例2 <残高が少なくなると返済額がかわる>(プロミスなど)
  残高 50万円~40万1円・・・毎月返済額 1万5千円
     40万円~30万1円・・・毎月返済額 1万2千円
     30万円~20万1円・・・毎月返済額 1万円
     ↓
      5万円以下・・・・・・ 毎月返済額 2千円
クレジットカードや信販系でも、この返済方法はよくあります。

次に質問も多かった「元利定額払いと、元金定額払い」の違いについてです。

Q元利定額払いと、元金定額払いはどう違う?
 A返済額に、利息が入っているか、いないか。
例1 <元利定額払い>
  毎月の返済額の中に、利息も含まれます。
  返済額が1万円なら、1万円の中に元金と残高に対する利息が含まれます。
  元金+利息なので、元利払いと覚えると便利。

例2 <元金定額払い>
  毎月の返済額と、残高に対する利息を払います。
  返済額が1万円なら、1万円+利息を払います。

Qインターネットの方が早く借りられるの?
 A支店が近くになければ、早く借りられることもあります。
最近はどこの会社もティッシュの裏に、支店の地図と、フリーダイヤル、ホームページのURLは3点セットで必ず載っています。支店に行けない人は、「20万円まで」「勤め先に連絡が取れる事」等、いくつか条件がありますが、自分の銀行口座に振り込んでくれる会社もあります。その際、書類は後で送られてくるのか、書類を送り返してからお金を振り込んでもらえるのか、確認して下さい。

Q金利だけで、選ばないほうがいいの?
 A他の情報もチェック!
一括返済や短い期間で、返せるなら低金利の方がいいです。しかし、長期の返済になりそうなら、使い勝手の良さ(返済しやすい)、返済方法を比べて決めたほうが、結果的に支払い金額が安く済む事もあります。

「じゃあ、どこを比べればいいの?と言う方、次のチェックポイントへ!」

3 チェックポイント!

■返済しやすさ

*どこで返済できる?

・コンビニは使えるか?
どこのコンビニで返済出来るか、端数は返済できるかチェック!コンビニ返済用のカードが必要な会社もあるのでそれも、あわせてチェック!

・提携銀行はあるか?
提携銀行がある会社は、お金を借りているカードを使って銀行のATMで返済も出来、手数料もかからないので便利。

・銀行引き落としはできる?
クレジットカードのように、毎月決められた日に引き落としされれば、ついうっかりと言う人も便利。

*ATMは何時まで?

・お金を借りた会社のATMで、お金を返すのが一番簡単。でも、平日9時まで、11時まで、12時まで、と様々。土日は早く(夕方6時)終わってしまうところもあるのでチェック!

■返済方法
*定額リボ払い
 毎回の返済金額は何によって決まるか。借入金額?契約額?
 例 <借入金額に関係なく、契約額によって返済額は決まる場合(レイク)>
 50万円で契約した場合、毎月の返済額は2万2千円。これは30万円借りても、20万円借りても変わりません。

*残高スライドリボ払い
 残高が減ると、最低返済額も変わるか、そのままか?

いかがでしたか?あとは、インターネットの使い勝手の良さ、サービス、その会社の会員になる特典、等を検討されるとよいと思います。

最低でも、このチェックポイントは借りる前に理解して、フリーダイヤル等で聞いてみましょう。記事に書いた会社で融資を受ける場合も、必ずご自分で確認をして下さい。

超入門シリーズ ティッシュの裏の暗号を解け!

街角で配られている、消費者金融などのポケットティッシュ。実に87%の人がもらうそうです。(あなたの1票調べ)ティッシュ裏に書かれている、あの暗号のような文字は一体何?実は、あのスペースには重要な情報がぎっしり詰まっているのです。さあ、あなたも街でもらったティッシュの裏をよーく見てみましょう!

その1ここに注目! 借りる前に必ずチェック
その2ここに注意! 返済方法
その3さらに詳しく 某社の社員に聞いてみた

その1ここに注目! 借りる前に必ずチェック

ティッシュの裏の、お店の地図が書いてあるその下貸付条件、又は横です。小さな文字で、「キャッシングのご利用」「貸付条件」「キャッシング基準」と書かれているところです。

■融資額
 多くが1~50万円です。

■利息(実質年率)
*「実質年率」って何?
 いわゆる、年利(一年にどれだけ利息がつくか)です。消費者金融などでは、借りた日数だけ利息がかかる日割計算なので、この「実質年率」から借りた日数分の、利息を計算します。
*計算方法
 借入残高×「実質年率」÷365×日数
*●●%~▲▲%
 このように書かれているところは、初めて借りる時は最高年率になることが多く、利用回数が多くなると年率が低くなるケースが多いです。

■要審査
 運転免許証か、健康保険証などが必要で、50万円を越えるとそのほかの書類が必要になります。店頭でも自動契約機でも、本人確認をして他社での借入状況などを調べ、融資出来るか、いくらか決まります。

そして、次が一番難しいところです。


その2ここに注意! 返済方法

街角でもらったティッシュを調べたところ、ざっとこれだけの返済方法がありました。全部わかりますか?
 1 一括返済
 2 残高スライドリボルビング返済
 3 借入残高スライドリボルビング返済
 4 定額リボルビング返済
 5 元利定額リボ払い
 6 元金定額リボ払い
 7 毎月一定元金とお利息のお支払い
 8 残高スライド定額方式
 
さあ、大変。「リボ?」「スライド?」みんな同じだと思っていたら、大間違いです。借りる時に金利チェックする人は多いと思いますが、実はこの返済方法で、結果的にたくさん利息を払うという事にもなります。

■リボルビング払いとは?
 消費者金融の返済方法は、一括払い以外はこのリボルビング払いが主流です。事前にクレジットライン(与信限度枠)=「いくら貸すか」を決め、返済の最低支払い義務額=「毎回最低いくら返すか」も決めます。借りているお金が、限度枠以内なら、自由に追加利用が出来るというものです。

ほとんど各社リボ払いなのに、それぞれ返済方法の微妙な違いや、その言い方の違いがあります。一度他社で借りた人が、違う店でお金を借りる時は要チェックです。

☆前ページのたくさんある返済方法は、以下の用語の組合せだと思って下さい。

■定額リボ払い
ずばり、毎月決められたお金(最低返済額)を返済する事です。

<注意>
決められたお金 というのが、何を基準に決められるか、会社によって違います。
 *契約額で決められる場合
 例:50万円の融資限度額で契約した場合、それが毎月の返済額の基準になります。
 
 *利用額で決められる場合
 例:30万円借りた・・・毎月1万3千円。
    1万円借りた・・・毎月1千円。

■残高スライドリボ払い
借入の残高によって、返済額が決められます。

<注意>
途中で新規の借入がなくても、借入残高が減ると返済額も自動的に減るパターンもあります。
 例:50万円借りて、返済する場合(途中で新しい借入はしない)。
 *A社:返済金額は変わらない
 毎月、1万5千円を最後の返済まで払います。(端数は最後の返済で調整)

 *B社:返済金額が変わる
 50万円~41万1円----1万5千円
 40万円~30万1円----1万2千円
 30万円~20万1円----1万円
  このように、2千円刻みで減っていきます。

■元利○○払い
 返済額の中に、利息も含まれます。

■元金○○払い
 返済額とその利息を払います。

同じ返済方法でも、会社によって言い方が違う場合が多いので、必ず借りる前に詳しく聞いてみましょう。

さて、街でティッシュをもらって裏の地図を見れば、近くに支店や自動契約機があることが分かります。お金を借りる初心者の素朴な疑問に、消費者金融の方に答えて頂きました。

その3さらに詳しく 某社の社員に聞いてみた!

■パート、アルバイトでも融資可能ってホント?(学生は?)
・弊社の場合、定期的に収入があれば可能です。
・もちろん学生の方でも定収入があれば可能になります。その他としてご主人に定収入があれば主婦の方も借り入れ可能になっております。

■初めての人は、いくら借りられるの?
・無担保の借入れでしたら最高50万円までとなっております。
・審査結果によってはこの金額が変わってくることもあります。

■「原則として、担保不要」ってことは、必要なときもあるの?
・原則無担保ですが、審査に落ちてしまった場合や、本人希望額に満たなかった場合に保証人付や、不動産担保ローンの商品に切り替えて再審査する場合があります。

この解答は、飽くまでもこの方がお勤めの消費者金融の物なので、借入されるお店で必ずご確認下さい。

素朴な疑問を解決 ブラックリストの謎を追え!

クレジットの支払いが遅れたり、お金が借りられなくて「ひょっとして自分はブラックリストに載ってるかも?」と、心配になったことはありませんか?何だか恐い響きの『ブラックリスト』の素朴な疑問について、お答えします。『個人信用情報』を見に行こう!と合わせてご覧下さい。


1 ブラックリストは、どこにある?

■どういう物なの?
 「ブラックリスト」とは、一般的に『要注意人物を書いたリスト』として認知されています。銀行や、ローン会社等がお金を貸す時に、個人信用情報機関でブラックリストをチェックする!そんなイメージがあるようです。ところが、ご存知の方も多いと思いますが、ブラックリストという、要注意人物を書いたリストは、ありません。

■ブラックリストは、ないの?
 個人信用情報機関では、データーベースの中に人物リストを作ってはいないので、ブラックリストは存在しません。通称で、返済に滞りの無い通常の情報をホワイト情報、返済が滞った事故情報をブラック情報と言うことから、ブラック情報が個人信用情報機関に登録されたことを、「ブラックリストに載った」という言い方をされているようです。
 
ブラックリストはないけれど、事故情報は登録されます。


2 事故情報って何?

■どんな情報なの?
 個人信用情報機関によって、多少の情報の違いがあります。共通しているのは、次の様な内容です。
*延滞の内容
 延滞発生から、その後どうなったか(長期延滞、延滞後入金、延滞回収、延滞後解約等)
*代位弁済
*取引停止、強制退会
その他、公的情報として、破産宣告等の情報を登録する機関もあります。

事故情報と言われるものは、支払いが遅れた(延滞)から、それがどうなったかという全て情報を指します。また、実際に個人信用情報機関では、「事故区分」や「異動」という風に表示されています。

■いつから「事故」になるの?
 これが、気になるところです。「クレジットカードの支払い日に、銀行口座の残高が足りずに引き落とせなかった!」こんな経験をした人も多いはず。この場合、クレジット会社の次の引き落とし日までに(同じクレジット会社でも、銀行によって毎日引き落としがかかるところと、次の週、○日に引き落とし等、さまざまです)口座にお金を入れれば、すぐには「事故」になりません。
 おおよその目安ですが、3カ月以上滞納した場合は「延滞」という事故情報が、登録されます。


3 事故情報Q&A

事故情報、いつまで登録されるの?
 延滞などの事実のあった日から、5年間です。公的情報(破産宣告等)は7年から10年です。個人信用情報機関によって、違いますので確認してください。期間を過ぎると、記録は自動的に消去されます。

どう表示されるの?
 個人信用情報機関によって、違います。CICでは、延滞情報を「異動」と表示し、未入金、一部入金等、過去2年分の入金状況を、記号で表示します。また、完了、貸倒、和解による支払い条件や金額の変更、破産申告等も表示されます。

延滞金を、払ったら記録は消えるの?
 個人信用情報には、「延滞しました」「延滞したお金を払いました」「完済しました」という情報が記録されますので、お金を払っても、延滞したという記録は消せません。

カードが作れないのは、事故情報のせい?
 銀行や、消費者金融、カード会社等は、個人信用情報を与信(ローンやクレジットの利用を認める)の参考にします。まず、事故情報の前に虚偽の申告があれば、カードは作れません。ひと口に事故情報と言っても、支払い能力はあるのにうっかり延滞してしまったという人から、年収100万円なのに500万円延滞している人、破産申請した人など様々です。与信基準はカード会社や保証会社によっても違いますので、個人信用情報を参考に、与信するかしないか決定することになります。

事故情報があると、就職に不利?
 あなたの個人信用情報は、就職や身辺調査等の目的で調べられることは、ありません。

事故情報があると、家族は借金できないの?
 個人信用情報は、「個人」の物なので、夫婦でも家族でもお金を借りるときは借りる人の情報を参考にします。ただし、妻に事故情報があり、夫が保証人になっている場合などは別です。

家族に借金をさせたくない場合は?
 「本人申告」と言って「この人にお金を貸さないで下さい」という情報を、載せることが出来ます。但し、お金を貸すか、貸さないかは、その会社の判断になります。


『個人信用情報』を見に行こう!と、2回に渡って、個人信用情報に関する素朴な疑問にお答えしてきました。「信用はあなたの大切な財産です」(CICのキャッチフレーズ)と言うように、信用がなければ、お金を借りたり、カードを作ったり出来なくなります。お金を借りたり、カードで買い物をしても、ちゃんと毎月返済をすれば、それがあなたの信用になります。無くしてしまった信用を、取り戻すのは大変なことですから、つい返済日を忘れてしまう!なんて事のないように気をつけましょうね

素朴な疑問を解決 『個人信用情報』を見に行こう!

自分の、個人信用情報はどうなっているの?どんなところで管理され、どんなことが書いてあるの?私が、その現場に見に行ってきました。


1 個人信用情報って何?

■どういう物なの?
 「個人信用情報」って何?という人も多いはず。そう、この信用と言うのが、お金を借りる時やクレジットカードを作る時に、とても大切なのです。銀行や、カード会社、消費者金融等が、あなたから申し込みを受けた時に参考にするのが、個人信用情報です。

■どんな情報なの?
 例えばクレジットカードを作った時、申込書の裏などに細かい字でびっしり書かれた、会員規約があったのを覚えていますか?あまりに字が細かくて読んでいないかもしれませんが、あそこには、ちゃんと個人信用情報について、こんな風に書かれています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 第○条 個人情報の収集、利用、提供、及び登録に関する同意
 会員は「個人情報」(申し込み時に記入する、会員の属性情報)の収集利用、提供、登録に関し、以下の内容を行うことに同意します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「以下の内容」というのを、簡単に説明します。

*個人情報である氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先、契約日、契約の種類、極度額、支払い回数、利用残高、月々の支払い状況等の情報を、個人信用情報機関に登録します。

*あなたがちゃんとお金を払ってくれるかどうか、個人信用情報機関であなたの情報を、調べさせてもらいます。

*あなたの個人信用情報は、他にローンを組んだりクレジットカードを申し込む時も、その会社が参考にします。

という事が書かれています。そして必ず、個人信用情報機関の名前と、連絡先が書かれています。

■つまり、個人信用情報とは。
 あなたが申込書に書いた情報と、クレジットやローンの取引の記録をいいます。ここには、家族の情報、趣味、宗教といった事は、登録されません。銀行やクレジット会社は、お金を返してくれる人かどうか、個人信用情報を判断規準の1つとしますので、支払いがちゃんとしていれば信用は高まりますし、支払いが遅れたり払わなかったりすれば、信用を損ねてしまうことになります。

 では、あなたの個人信用情報を登録する、個人信用情報機関とはどんなところなのでしょうか?


2 個人信用情報機関って何?

■主な役割
 クレジットやローンの審査を正確に行えるように、申し込んだ人が多額の借り入れをしてしまわないように、個人信用情報を収集して、管理、提供しています。
 情報の登録期間は、ローン、クレジット情報は5年。延滞などの情報は、発生日から5年。
 『本人申告』と言って、「免許証を盗まれたので、他人が使う恐れがあります」とか「同姓同名別人の情報が情報機関にあるので、間違えられる可能性があります」という情報も申告すれば5年登録できます。(登録期間の詳細は、情報機関で確認して下さい)

■どんな機関があるの?

*全国銀行個人信用情報センター
 金融機関(銀行、信用金庫、信用組合、農協、労金、等)が会員。

*(株)シー・アイ・シー(CIC)
 信販会社、家電、自動車メーカー系クレジット会社、百貨店、量販店等が会員。

*全国信用情報センター連合会(全情連)
 消費者金融専業者が主な会員。全国33の個人信用情報機関からなる。

*(株)シーシービー(CCB)
 外資系クレジット会社等が会員。

*(株)テラネット
 信販会社、クレジット会社、クレジットカード会社等が会員。

■情報交流
 個人信用情報機関のうち、全国銀行個人信用情報センター、CIC、JICは、それぞれの会員が相互に個人信用情報(事故情報)を利用できるようになっています。このシステムをCRIN(クリン)といいます。
 また、 消費者金融専業者が会員の、全国33の個人信用情報センターとテラネットも、情報を交流しています。


3 個人信用情報を見に行ってみた

■まず、全国銀行個人信用情報センターに!
 全国銀行個人信用情報センターの情報は、全国にある銀行協会で確認することができます。(郵送でも出来ます)東京は、今話題の丸ビルのご近所。大手町の銀行会館1階にあります。ドキドキしながら入ってみると、親子連れから、50代くらいの男性、若い女性が順番を待っていました。

 受付で、住所、氏名などと開示の理由を用紙に記入。身分証明も必要です。そして、約5分で別室に通され、A4サイズの「登録情報開示報告書」が渡されました。私の場合は、「え?これだけ?」といった感じ。同時に「登録情報開示報告書の見方について」という、同じくA4の説明書をもらいます。

 情報が登録されてない場合は、「登録情報なし」。
 登録されている場合は、消費者ローン、クレジット等の取引情報として、本人の住所、氏名、勤務先、等の情報と、取引内容、本人申告と、照会記録(その情報機関の会員が、あなたの情報を見た記録)、提供情報機関の情報が書かれています。


■続いてCICに、行ってみた!
 CICは全国に11ケ所相談コーナーがあり、ここで情報が確認できます。(郵送でも出来ます)東京は、新宿三丁目のビルの6階。受付で大きな番号札を渡され、待つこと5分。パテーションで区切られたコーナーに通され、申し込み書に記入。身分証明も必要。奥の部屋から、相談コーナーへ続くドアは人が出入りする度、ギーと自動ロックの音。さすが、個人信用情報を扱う会社ねなんて考えていると、自分の報告書がやって来ました。

 担当の女性に渡されたのは、やはりA4サイズの報告書。1枚目はCICの業務についてとか、この報告書は大切に保管して下さい等書かれています。2枚目以降が自分の情報です。

 これにも説明書が、添えられていました。住所等の見慣れた情報以外は、暗号のようで説明書がないとわかりません。例えば取引内容などは。
[入金状況]0123456789012・・・
      $$$$$$$$$$$$$$$$・・・

 これは、「0」が最新の入金情報。「1」がその前月。「2」が2ヶ月前。右へ行くほど古くなります。「$」は、入金のあった印です。「A」は入金がなかったもの。「B」はお客様以外の理由で入金のなかったもの。と言う具合にこのマークは9つもあります。

 情報は、1~2ヶ月遅れて登録されるので、少し前の登録状況を見ることになります。

 私の情報を見ていて、「あら?いつも使っているクレジットカードの情報がない?」と思って聞いてみると、ここには、会員会社が送ってきた情報しか登録されないので、入金がない等の事故情報は、すぐに登録されるけれども、全ての情報が登録されている訳ではないそうです。

 今後は、全ての情報を登録することになるそうで、私の情報もまもなく登録されるでしょうと、とても丁寧に説明してもらいました。

借金を増やすコツを覚えてはいけない

私は借金なんかで苦しまない!?

“私はお金を借りたって、歯止めが利くから一時的なことで済む!”“債務整理とかには間違ってもならないし、まして自己破産なんて!”と、他人事や別世界のことのようにとらえている人は多いもの。借りはじめなどは、みんながそう思っているといっても良いくらいです。しかし、現実はどうでしょう。多重債務問題に関することは、毎日のように諸所の問題とともに取りざたされています。

あなたは「自分は大丈夫! 返しきれないほどの借金になることはない!」と言える自信はありますか?


始めはみんな普通の使い方

借金が増えだして、多重債務といえるほどの状況に陥るまでのパターンみたいなものはあるのでしょうか。一般に、こういった傾向があります。

始めのうちは生活するうえで必要な“物”を、クレジットカードを利用して購入するという、ごくごく普通な使い方をされています。みなさん何気なくやっていることですよね。しかし、そのうちカード利用が慣れはじめてくると、容易に失敗を経験します。それは自分の収入では簡単に返せないほどの利用余力を、カードが持ち合わせてしまっているから。余裕を持って上手にカードと付き合っていける範囲と、実際に利用できる枠との間には、大きなギャップがあるのが一般的なのです。


キャッシングへの考え方が別れ道に

その失敗も「今月の返済はキツかった~」程度のヤケドで済めば良いのですが、それですまない場合はどうしましょう? 預貯金などの蓄えもない…、訳を言ってお金を貸してとお願いできる知人などもいない…、となるとクレジットカードのもう一つの機能、キャッシング(現金借り)の利用に走る人も少なくありません。この部分への考え方が甘いかどうかが別れ道です。

失敗だとしっかりと捉え、繰り返さないようにしなければいけないところを、便利!と捉えてしまうと、多重債務者へまっしぐらです。また、一度利用すると、これまた慣れてしまう傾向があります。キャッシングに慣れる。つまりお金を借りることに慣れてしまうわけです。慣れとは本当に怖いもので、初めのドキドキ感も薄れてしまい、あとこれだけ“引き出せる”という間違った感覚になり、度合いによっては、麻痺(まひ)とさえいえる状況に陥ってしまうのです。


「物」から「現金」への利用にシフト

初めのうちは物品を手にするために使っていたクレジットカード。それがいつの間やら、現金を得るためのキャッシングに変化しはじめると、危険度は数段に増すのです。言うまでもなく、既に家計は100%破たんしている状態です。

毎月の収入では購入できないから、カードを使って分割やリボルビング払いで物を買うは当たり前。食品だって、病院代だって、カードで払えるものはすべてカードで、という状況になってきます。だから、キャッシングとショッピングの両方の利用残高が、慢性的にかさんできます。

取立てが怖い、周囲にバレたくない、ブラックリストに載りたくないなどといった固定観念から、返済のために別のところから借りて返す。一つのカードが限度額に達したら、次のカードへ。つまり、自転車操業「まわし」です。確実に借りたいから、金利など15%だろうが29%だろうが眼中にはなくなる。消費者金融の利用も始まる。気が付けば、自分の収入では絶対に返済できない金額に膨れ上がっている。これが、多重債務状態に至るまでの一種のパターンです。


借金を増やすコツは覚えない

初めにもお伝えしたように、誰もがまさか自分が借金まみれになるなんて、想像もしてはいません。というか“できない”といったほうが正確かもしれなく、困り果てれば高金利である消費者金融や信販会社などの借金でさえ、漠然と何とかなると思い利用してしまうことがあるわけです。人によっては追い込まれ、違法で暴利なヤミ金からも借りてしまうことだってあるのです。

実際に借金が過分に圧し掛かった方の家計を診させていただくと、必ずといって良いほど高金利の借金を持っています。借金は時間とともに借金を生み続け、金利の奴隷ともいえる状況となり、かつ精神的にも何か無形の大きなものに取り付かれてしまったりもします。そして生活を基盤とし、いろいろなものを犠牲にもしてしまう。こんな自己責任時代だからこそ、自らのより強いコントロール能力が借金を増やさないコツだといえますね。

ブラックリストから消してください!

“過払い金”を取り戻したらブラック??

グレーゾーン金利で長期間のキャッシング利用があると、借金がなくなり、払い過ぎた部分(過払い金)が発生していることもある、とお伝えした前回の記事「あなたにも払い過ぎたお金が戻ってくる?」。

そこで触れましたが、実際に過払い金を取り戻すとなれば、個人信用情報に記録される(これを俗称「ブラックリストに載る」「ブラックになる」と言います)という影響のこともお伝えしました。

しかし、そもそも過払い金の返還請求は「債務整理」なのでしょうか。払い過ぎていた部分を取り戻すことが、事故なのでしょうか?

そこには“貸金業者側”と“取り戻す側”の認識の違いがあるようです。黙っていたら、前回の記事のように個人信用情報記録に事故情報として記載されることになる、と思っているべきです。そうではなく、こちらの考え方の違いがあって、無用な制限がされたと感じるのなら、「ブラックリストから消してください!」と主張してみることも良いのではないでしょうか。


ブラックリストに載るのが怖い!! その影響とは?

“ブラックになる・ならない”ということを、強く気にする人は多いものです。個々の価値観の問題となりますが、借金がなくなり、お金が戻ってくるという状況が明確なのに、個人信用情報に記録されることを懸念し、返還請求に踏み込まない人もいるわけです。

何百万円も取り戻せそうだ!ということならば迷いはしないでしょうが、そう大きく期待できないのなら、少し躊躇して考えてしまうのかもしれません。

ご存知のように、個人信用情報記録に事故情報と記載されると、5~7年くらいの間ですがローンやクレジットが組めない、新しいカードが作れないなどの不利益的な影響が出ます。しかし、こういった金銭面の支障だけであり、それ以外の生きていく上で大きな障害とまではなりません。

いくら業者側に不利益を与えたとしても、人権まで制限させることなど筋違いなのです。つまり、人生の欠落者などと感じる必要もないわけです。情報機関は貸金業者側のために存在している要素が強く、民間の情報機関であり公的なものではないため、戸籍などにも一切影響はありません。


“事故情報取り消し申立書”を出してみる

過払い金の返還請求をし、自分の個人信用情報を確認したら事故情報と記載されていた。「これは債務整理ではない! 自分が払い過ぎていた部分を取り戻すことは、事故なんかじゃない!」と感じた。でもどうすれば良いのでしょうか?

事故情報の届出をした会社に“事故情報取り消し申立書”を出してみましょう。
一般的な書式でいいかと思いますが、表題部分に“事故情報取り消し申立書”と記し、日付、○△□×株式会社殿、あなたの住所と氏名で始めます。

内容文(例)----------------------------------------------------

私は平成○年○月○日、貴社に対してした不当利得金(過払い金)返還請求において、平成○年○月○日に和解が成立しております。しかしその後、全国信用情報センター連合会の個人信用情報記録を確認したところ、事故情報との記載がなされていました。

私はこの和解で、不当な利得金を貴社より返還していただいただけであり、債務整理ではありません。間違った情報記録であるため、取り消しを要請します。書面到着後、14日間以内に取り消しを願います。取り消しなき場合は、金融庁への行政指導の申し立て、および記録改ざんによる、精神的苦痛に対し損害賠償請求を提訴します。

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などと主張を述べると良いでしょう。この程度だと、A4紙1枚で出来ます。

払い過ぎた分を返してもらっただけのことなのに…
貸金業者にとって、過払い金を請求されることは「事故」という認識。しかし、そもそもは自分の払い過ぎを返してもらっているだけのことでもある。正当におこなっていることが、あなたの支障になるならこのように依頼してみるのも悪いことではないと思います。

余談ですが、ネット上などで「ブラックリストから抹消させます!」「金融事故情報、消します!」なんてものを目にしますが、あり得ることではありません。100%悪徳業者で詐欺です。高い手数料を騙し取られるだけですので気をつけてください。

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